2018年 02月 20日
柿右衛門から始める『伝言ゲーム』 |
前回も仙厓の絵の可愛さにすっかりやられてしまいましたが、
今回はよく読ませてもらっているブログの方々が、
行かれているのもあって、気になって行ってみました~。
毎回日本人であることがなんだか誇らしくなってしまうのは、
何なんでしょ。自分は描いてないのに笑
でも、四季を存分に感じ、楽しみ、文化に取り入れているところ、
器に表現し、料理と季節を楽しむ、着物のデザインと連動させたりと
その豊かさたるや。
そこにすごいでしょ、日本人という気持ちになるのかも。
お皿に百人一首の絵や文字を描き、料理を食べ進む内に下の句が
出てきたりと、その遊び心とか。
あ、偶然にも先週、尾形のお兄さん、光琳の作品を見て、
今週尾形の弟、乾山の作品を見れるとは贅沢コース。
(乾山のこと、兄弟だということ、この日に
初めて知りましたが。日々勉強ということで)
あと、特に面白いなと思ったのが、
1650年~1750年くらいに欧州等へ輸出用に焼かれた陶磁器、
輸出用伊万里を「柿右衛門」と言っていたんですね、
その柿右衛門が渡った先々でそれを真似た陶磁器が集められて
いたんですが、それぞれの国の特徴が出ていて、
すごく楽しかったです。
「伝言ゲームのよう」と表現されていましたが、
ほんと、ああここは簡素化するのねとか、ここは
この色になるのね、とか。わぁ、こんなところまでそっくりとか。
ドイツ、イギリス、オランダ、中国、ほか、
それにしても鶉(うずら)のデザイン、可愛い。
使いたい。
なんだかチェコのアニメーションを思い出したり。
中国が輸出を停止しなかったら、日本から輸出されることも
なかったし、また色々変わっていたんだろうなと
思うと、歴史も知りたくなってきました。
帰り道、東京駅ぷらぷら。
駅前がすっかり綺麗になっていました。
by fuminoinu
| 2018-02-20 18:00
| 美術館
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